2018年3月26日月曜日

氷川キャンプ場でソロキャン

一つ前の記事でちらっと言及したとおり、奥多摩にある氷川キャンプ場へバイクパッキングの検証がてらソロキャンしてきました。

・・・ゆるキャン△の影響が無いとはいいませんが、元々キャンプ欲求はあったのですよ? じゃないとSEROWなんて乗ってませんって。

持ってった荷物やら積載やら当日のフローやらについて備忘録がてらまとめておきます。
写真がほぼ無いので文字ばかりです。




バイクパッキング自体の説明は今更不要だと思いますが、ざっくり言うならばキャリア類を使わずに巨大なサドルバッグなどを用いて荷物を自転車に積載する手法、という所でしょうか。
メリットとしてはキャリアがないことによるものがほとんどで、輪行の容易さや導入コストの低さ、自転車側へのダボ穴が不要なことによる車種選択肢の増大などです。

使用したのはACEPACのSADDLE GRABドイターのスピードライト10。スタッフバッグにモンベルのアクアペルスタッフバッグ15Lを選んだので総容量は25Lほどです。
パッキングした姿はこんな感じ。
これを輪行スタイルにすると・・
こうなります。
サドルバッグからスタッフバッグを抜き去り車体と合わせて携行するだけなので大した手間にはなりませんでした。

さて、これらのバッグに何が入っていたのかというと・・・

サドルバッグ側

リュックサック側




とまぁこんな感じです。実質的にはサドルバッグだけで事足りるのですが、椅子の必要性と夜の気温に不安を覚えたためリュックが追加された形ですね。



さてさて新宿からホリデー快速おくたま1号に乗って奥多摩へ向かい受付を済ませたら速やかに設営します。

自転車を立てかけておくスペースが欲しかったので山側を選びました。
一昨日の雪の影響か、地面はまだ湿っているのでテント直下は敢えて小石の多いエリアを選択。マットの性能を信じます。

ペグハンマーを携行しなかったのでその辺の石でペグ打ちしたのですが、テントに付属のアルミY字ペグもそこそこ使えますね。
ただ打ち込む角度と強さに気をつけないとヘッドがもげるのは素材故か。


設営が終わったら受付に行って薪を購入。写真を撮り損ねましたが、WILD-1なんかで売っているものよりは細めでしょうか。とりあえず一束買って足りなければ後で買い足すこととします。
サイトに戻ったら薪割り。
携帯性を重視して刃渡りが短いものを選びましたが充分に使えます。
小気味よくバトニングしてやればサクサク割れていきます。長手方向への切断も木こりが斧で木を倒すように左右から切れ込みを入れてやれば可能です。
黙々と作業をしていると、終わった頃には1時間が経過していました。


暗くなる前に一度火入れのテストをします。
細めの薪を下に組んで、ちょっとフェザークラフトぽく笹掻いた薪にバーナーで着火。
無事に点火できました。
細めの薪にしっかり火が移ったら、同じくらいの細さの薪を追加しつつも太めの薪をくべて火を大きく安定化させます。

要領もわかったところで一旦燃え尽きるまで放置。その間に今度は自転車を組立てたり朝食を食べたり。
写真に写ってる量の薪でも40分くらい燃え続けました。

燃えカスの処理をしたら走りに出発します。
翌日にハードなヒルクラがあるので軽く小河内ダムへ行くことへ。
軽くのつもりが7km / 200mUPとしっかり登ってしまい少し明日が不安に。
ちょうど焼き芋屋さんが居たのでmgmgしつつ、のんびりと湖畔を眺めます。
普段のライドではできない贅沢な時間の使い方をします。

景色を堪能したら晩飯の買い出しをして戻ります。
酒も買ったので早めに引きこもるかー とさくっと温泉に入って帰還したのが16時。

酒瓶を傾けながら焚火を再点火、小さめの薪をこまめに追加しながら網を展開してウインナーやらさつま揚げやらを炙ります。特に高級なものでもないのですが、雰囲気補正もたっぷりあるため旨い。


少しお腹が膨れたら網を退けて大きめの薪を入れて火を大きく。
お腹が空いてきたら、また網を載せて炙る。
単純な繰り返しですがなんだか楽しい。
そうして火の番をしている内に20時を回り、薪も食料も酒も尽きました。
1束で6h保った計算になります。燃費いいなぁ。

炊事場で皿やコップを洗ったら早々とテントに潜ります。
翌日の予想最低気温は3度。コンフォート温度が8度の#5だと不安なので手持ちのウェアを着込みます。
徐々にシュラフ内の温度もあがり、いつしか眠りに落ちてました。


翌朝は5時過ぎに起床。とにかく寒いのでバーナーで湯を沸かしてココアを飲みます。
温まってきたら撤収開始。
テント内にいるときは気づきませんでしたが、内外の気温差が激しかったのかフライシートの内側はびっしり結露していました。手ぬぐいでかるく拭いますが...乾燥するまでは待てないのでさくさくしまってしまいます。

そして再パッキングしたのが冒頭でも掲載したこちらの姿。

受付の人にお礼をいいつつ奥多摩を後にしました。

さて、バイクパッキングですがダンシングの振り返しはあるものの想定よりはひどく無く、いわゆる「休むダンシング」であれば使えます。
ただし重心が極めて後ろよりなので登りでは通常以上の前荷重でないと簡単に前が浮き上がりますし、下りもサドルに体重をかけると接地感が非常に薄いものになります。
当然っちゃ当然の状態なのですけど、ね。

ただし、フロントバッグを装着して重量を分散すれば接地感の問題についてはかなり解消できると見込んでいます。次回までに何かいいバッグを見繕わないと、ですね。

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