まだ納車から2週間ほどですが600kmほど乗ったので現仕様と初期インプレを残しておきます。
ざっくりしたフレーム仕様としては・・
- TT: 535mm
- シートチューブ長: 535mm
- RC: 410mm
- フォークオフセット: 45mm
- キャスター角: 72.5deg
- BBdrop: 70mm
- シート角: 74deg
- パイプ: eco stronglight (1inch) / フォークのみkaisei 019
- コンポーネント: 5800/R7000/R8000 mix
- クランク: 5800/170mm
- FD: R7000
- RD: R8000-SS
- スプロケ: R8000 14-30
- ホイール: ksyrium sls + R'Air + IRC Aspite Pro 24c
といったところです。
特段軽量パーツは入れてないので、ペダル・ボトルケージやマウント込みでの重量が9.4kgと鉄フレームとしては重くも軽くも無い重量に収まりました。
出だしの瞬間に少し貯めが入るような挙動(踏み込んでスタートするような)がなくなり、スッとスタートできるようになりました。
ぼけーっと回してるとアウタートップ(50x14)を70rpmくらいで回してしまってることがあるのですが、特に重いと感じることもないのが不思議なところ。
とはいえ、軽いギアを高ケイデンスで回していても下死点で底付きしてしまってテンポが乱れるような事もないので集団走行時でもペースを合わせるのはRS8/RL6よりも楽です。
障害物や路面の穴の回避で車体ひとつ分左右に動かすような操作もなんの違和感無く、想像通りの動きをしてくれます。
荒れた路面や段差に対しての(いい意味での)鈍感力や衝撃吸収は非常に優れていて、ロードインフォメーションは伝わってきているのだけど意識しすぎずに操舵できるのはありがたい特性です。
平野部郊外やサイクリングロードの場合
セルフステアを高めにとってもらったのでまっすぐ走るのは本当に楽に走れます。一方でCRにありがちなヘアピンもそつなくこなせる柔軟性。曲がりづらいのかなーと思ったらそんなことはなく、普通に、今までどおりに曲がると素直に曲がります。
コーナーのApexからの立ち上がりがRS8と真逆の弱アンダー気味なので個人的な好みにバッチリなので御しやすいこともあるのでしょう。
なお高速域への到達や再加速についてはRS8と比べてガッツリ踏んでる感覚(固さ)は無いもののバネ感のようなミョインミョイン感でもって加速していきます。
踏み出しに力がいらないので加速のしやすさはこちらのほうが楽かも。
巡航速度への持っていきやすさとしては28km/hくらいで一つ谷があって、そこから少し踏むと32km/hくらいでまた落ち着く感じ。
40km/h台へも踏めば到達するけども、トップ14tなので維持するには高ケイデンスすぎて辛い。
ヒルクラの場合
中の人の体重は77kgと重量級ですしFTPも235wでPWR3.1弱の貧脚なのでアレですが。
フレーム重量が増加したり、(おそらく)絶対的な剛性は下がっていたりする事によるネガティブは感じません。
というか時坂峠のタイムだと今より走り込んでいた5月のタイムとほぼ同じか若干早いくらいなんですよね。それでいて登坂中も登りきった時もしんどさは全然違ってて、vivaloのほうが余裕がある。不思議な感じです。
ギアが足りるのであれば、60-70rpmのケイデンスよりは70-80rpmくらいで回したほうが気持ちよく進む感覚を得られます。
加速するときの感覚はRS系のような前三角から引っ張られるというよりは、RL系の後ろから押されるような感覚。ここでも踏み出しの足当たりの柔らかさが効いていて、ダンシングへの移行だけでなくシッティングでの加速も楽になりました。
ダンシングの振り幅はRS8よりは狭いものの、テンポは合っているようで違和感は感じません。
勾配20%ほどの激坂でも踏みしめるというよりは回転角の全体が滑らかに重いイメージ。
重量だけでは測れないなにかがあるんだなぁと思わせてくれます。
おそらくフォークが鉄フォークで重たいので適度なフロント荷重がかかっている事も要因の一つなのでしょう。
40-50km/hでのダウンヒル中であっても修正舵への応答性は良好ですし、振り返しのような挙動も無いので安心感は一番強いフレームになっています。
無論、その領域からのフルブレーキングでもどこかが振動するとか体感できるほどに撓むということも無いです。
フレーム重量が増加したり、(おそらく)絶対的な剛性は下がっていたりする事によるネガティブは感じません。
というか時坂峠のタイムだと今より走り込んでいた5月のタイムとほぼ同じか若干早いくらいなんですよね。それでいて登坂中も登りきった時もしんどさは全然違ってて、vivaloのほうが余裕がある。不思議な感じです。
ギアが足りるのであれば、60-70rpmのケイデンスよりは70-80rpmくらいで回したほうが気持ちよく進む感覚を得られます。
加速するときの感覚はRS系のような前三角から引っ張られるというよりは、RL系の後ろから押されるような感覚。ここでも踏み出しの足当たりの柔らかさが効いていて、ダンシングへの移行だけでなくシッティングでの加速も楽になりました。
ダンシングの振り幅はRS8よりは狭いものの、テンポは合っているようで違和感は感じません。
勾配20%ほどの激坂でも踏みしめるというよりは回転角の全体が滑らかに重いイメージ。
重量だけでは測れないなにかがあるんだなぁと思わせてくれます。
ダウンヒルの場合
前述の通り、進入時がニュートラルでApex以降が弱アンダーという傾向、かつ外乱によって操舵が乱れにくいという特性からダウンヒルはかなり楽になっています。おそらくフォークが鉄フォークで重たいので適度なフロント荷重がかかっている事も要因の一つなのでしょう。
40-50km/hでのダウンヒル中であっても修正舵への応答性は良好ですし、振り返しのような挙動も無いので安心感は一番強いフレームになっています。
無論、その領域からのフルブレーキングでもどこかが振動するとか体感できるほどに撓むということも無いです。
ロングライドの場合
快適ですね。はい。
カーボンフォークではなく鉄フォークとなることで衝撃吸収が悪化するかと思いましたが、確かに衝撃の収束は遅いものの角が無いので負担は少ないように感じます。
ただしバイクパッキングについてはシートポストの突き出しがRS8/RL6よりも短くなってしまったため手持ちの大型サドルバッグ(ACEPAC saddle grab)は着かなくなりました。
普段の輪行旅やブルベ程度の荷物であれば(逆に)前三角が大きくなったことでフレームバッグを導入できたためサドルバッグへの重量負担が減り、バランスを取りやすくなったように思います。
カーボンフォークではなく鉄フォークとなることで衝撃吸収が悪化するかと思いましたが、確かに衝撃の収束は遅いものの角が無いので負担は少ないように感じます。
ただしバイクパッキングについてはシートポストの突き出しがRS8/RL6よりも短くなってしまったため手持ちの大型サドルバッグ(ACEPAC saddle grab)は着かなくなりました。
普段の輪行旅やブルベ程度の荷物であれば(逆に)前三角が大きくなったことでフレームバッグを導入できたためサドルバッグへの重量負担が減り、バランスを取りやすくなったように思います。
と、まぁこんな感じです。
現状、納車直後でテンションあがっている事もあるのでしょうけどもオーダー時に狙った特性が完全に達成されているようで満足度はかなり高いです。
あとはどこをどう走るか。
これから走りやすくなる時期ですし、色々行きたいですね。
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